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![]() ジム・クラス・ヒーローズは、オレの逃げ場。オレのセラピー、オレの愛人(笑)。文:宮原亜矢
「そのとおり。まさにオレたちにとってはターニングポイントだった。それにあの作品はこの業界のすきまに入り込んだって思っている。ジャンル分け出来ないバンドの登場とそれを強く象徴する作品っていうね。当時、“オレたちはこういうバンドです”って言わずに、“とにかくこのアルバム聴いて、自分で判断してみてくれ”ってバンドだった。その精神は以降全ての作品に浸透しているよ。あのアルバムの成功を経てオレたちもバンドとしてより幅を広めようと努力するきっかけにもなった。オレはリリック面で引き出しを多くしようと自分をプッシュすることができたし」 ――結果、バンドとして年々輝いていますね。 「ファースト・アルバムを聴いてもらえばわかるけど、オレたちは何がなんだかわからずにやってるって感じだったろ?でもそれが逆に上手くいった。ナイーヴだったし、ソウル・サーチングの途中だった。GCHがどういうものになるかさえわからずにやっていたんだから。でも月日が経って感じるのは、やっぱり、インディ・ロックから60's〜70'sのR&B、レゲエ、ヒップホップの影響を強く受けてきたオレたちが作る音楽は、それらの音楽の進化系なんじゃないかなって。オレたちは1つのタイプの音楽に偏ってない。オレはそういうバンドのメンバーでいることが誇りだし、ロックバンドやブルース・バンドやリル・ウェインのツアーをやったり、ケリー・クラークソンとラジオに出演したり、ポップス系のアーティストと活動しても、ファンがついてきてくれる。そんなこと普通のバンドじゃ無理だよな。それが出来るってことが嬉しいよ」 ――あなたが楽曲作りにおいて大切にしていることとは? 「まず、クリアで的確な表現をすることを心掛けてる。何を言うかではなく、どういう言葉を使って表現するかが大切。ありのままをそのまま言うのは簡単だけどオレはそうはしない。そこからインスピレーションは受けるかもしれないけど、自分らしい言葉や表現を見つけるんだ。それとユーモアも含めるようにする。”ステレオ・ハーツ”のように、面白い表現でありながら、誰もが共感できるようにね。それとありきたりなことは避けているよ。ホットな表現や音、スタイルがあると、特にヒップホップの世界では、同じことをマネしてやるよね。それは出来るだけやらないようにしている。2011年は一言パンチラインが流行ったよね。同じ言葉ばかりを使ったりするのはイヤだから、よく耳にしたりする言葉に気づくと、オレは絶対にこの言葉(表現)は使わない、って自分に誓うんだ(笑)。いわゆる、絶対にウケるフロウは避けるようにしている」 ――トラヴィーさんにとってGCHとは? 「オレの逃げ場。オレのセラピー、オレの愛人(笑)。バレることを心配しなくていい愛人(笑)。それと同時にGCHはオレの母であり、父であり、兄弟。これまでの人生の半分をともに過ごしてきたんだぜ、このバンドでさ。マジで。だって、2011年にオレは30になったけど、バンドを始めたのは97年だから、約15年になるからさ。バンドはオレのすべて、と言っても過言ではないよ」 ――最後に、“アス・バック・ホーム”のリリック・ビデオがすごくキュートでした。日本では裸にエプロンが男心をくすぐる女性の姿としてポピュラーなのですが…。 「ホント?日本でもそうなの?裸でエプロンはオレの一番のファンタシーさ!!!当然だろ!(爆笑)」 ![]()
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