pre-GrindHouse jamboree Vol.0を前に、攻撃的かつ
エモーショナルなCONCEPTION COMPLEXの真価を改めて体験

CONCEPTION COMPLEX
March 24th, 2013 at SHIBUYA CYCLONE Tokyo

取材でもプライベートでも、ライヴやフェスに行く際は時間があれば目当てだけでなく、ほかの
出演バンドも観るように心がけている。それまで知らなかったいいバンドに出会えることがあるし、
観たことがあるバンドでも以前とはまた違った印象を受けるケースも少なくないからだ。

僕がCONCEPTION COMPLEXを初めて観たのは、昨年の11月末のこと。awkward hureと
CYCLAMENを観るために行ったライヴで、たまたま彼らも出ていたのだ。そのときは僕が入場
した瞬間に最後の曲が始まったので、ほとんど観ることができなかったものの、なんとなく印象に
残った。その後音源を聴いて、バンドのバックグラウンドを調べると、Pay money To my Painの
K(vo)がかつて歌っていたGUN DOGでギターを弾いていたMizukiがヴォーカルとして立つバン
ドだと知った。
その後pre-GrindHouse jamboree Vol.0を4月6日(土)に開催することになって、出演バンドと
してHEAD PHONES PRESIDENT、GARI、KAGEROらが決まり、もうひとバンドに出てほしい…
ということになった際、すぐに彼らの名前を候補に出した。いろいろな意味で縁があると思ったし、
ぶっちゃけると直感だった。
最終的にバンド側も出演を快諾してくれたところで、改めてしっかりと体験したいと思い、渋谷
Cycloneでのライヴを観にいくこととした。

すでに2バンドがライヴを終えたフロアは8割がた埋まっており、温まっていた。そのなかで定刻よ
りも若干早くSEが流れ出し、CONCEPTION COMPLEXの登場となった。
まず“Existence”でパフォーマンスをスタートさせた瞬間、フロアの前方では即モッシュピットがで
きあがる。そして“Battle Line”と続けると、最初は静観の構えだった後方の観客のなかからも、手を
上げて反応を示す者も現れだした。これだけで、彼らが自分たちのファンベースを持っていることは
もちろん、初めて自分たちを体験する観客を引き込むことができるということがハッキリとわかった。
PVも制作した“E.N.D-eternal never dies”をプレイするころには、もうヘッドラインのライヴかと思う
くらいの盛り上がりがフロアから湧き出していた。

2本の7弦ギターを用いたサウンドはエッジが立っているし、重心の低いリズムも攻撃的だ。しかし
Anduroのベースはボトムを支えつつ、うねりのあるラインで曲に表情をつけているし、Mizukiもスク
リームを交えつつ、透き通るような歌声で観客を引き込んでいく。Mizukiの古巣GUN DOGや、そこ
から枝分かれしたPay money To my Painとも通じる部分はあるが、よりポジティヴでまっすぐに感
じられる表現に好感を持った。

Mizukiがマイクを通さずにMCを挟み、メロウな“Enemy Shell”でバンドの表現力を見せつけてから
“Promised Day”“in my noiz factory”とヘヴィチューン二連打で一気に畳みかけて終了となった。

およそ25分という短いライヴではあったが、その実力のほどを確認するには充分だった。自分の直感
は間違っていなかったとも思った、まずは4月6日(土)のpre-GrindHouse jamboree Vol.0にてその
姿を観てほしいと思う。
今後のライヴや音源が楽しみなバンドがまたひとつ増えて、自分としてもうれしい夜だった。


文・望月裕介/text by Yusuke Mochizuki
photography by Cassandra & とんこ☆

  • ■Set list■
  • 01. Existence
  • 02. Battle Line
  • 03. E.N.D-eternal never dies
  • 04. Enemy Shell
  • 05. Promised Day
  • 06. In My Noiz Factory
■LINK